3分リーディング

3分間で1冊の本の内容を把握できるように書きます。雑誌についてもたまに。

2020-01-01から1年間の記事一覧

50.頭がいい人、悪い人の話し方(樋口裕一・PHP新書)

タイトルを聞いたことがある人も多いのではないだろうか。2004年と少し古い本だが、日本で22番目に売れた本らしい。 <要約>小論文添削の指導者で知られる筆者が、小論文の添削経験と会話の観察経験から、まねするべき話し方は何かを説く。本書の中で筆者は…

49.お前なんかもう死んでいる ~プロ一発屋に学ぶ50の法則~

前回投稿したお笑いシリーズの一環で、有吉さんの書籍を紹介。 <要約>猿岩石として、ヒッチハイクの旅で大ブレークも、その後大転落し、数年引きこもり同然の生活をつづけた有吉さん。しかし、いわゆる「おしゃクソ事変」をきっかけに毒舌キャラで大ブレー…

48.とんねるずと『めちゃイケ』の終わり 〈ポスト平成〉のテレビバラエティ論(ラリー遠田・イースト新書)

一時期はやっていたお笑いシリーズ。今回もその続きです。前回記事はこちら↓↓↓ tacoreading.hatenablog.com tacoreading.hatenablog.com tacoreading.hatenablog.com<要約> 「めちゃイケ」が終わり、「とんねるずのみなさんのおかげでした」が終わり、小生…

47.非鉄金属業界大研究[新版](一柳 朋紀・産学社)

いわゆる"業界本"に手を出してみました。 <要約>銅・アルミに代表される非鉄金属。鉄鋼新聞社の記者である筆者が、各金属の特徴とマーケット情勢について事細かに記載しています。代表的な非鉄金属である銅・アルミの情報を多めに、ニッケル・亜鉛・チタン…

雑誌4.日経ビジネス 2020年1月20日号(日経BP社)

<要約>今回のメイン特集は、ウェルマートのDXによる逆襲です。DXとはデジタルトランスフォーメーションの略。IT×既存の資産を生かすことによって、GAFAをはじめとするインターネット企業に勝っていこうという試みです。 ウォルマートはAmazonをはじめとす…

46.戦略的コーポレートファイナンス(中野誠・日経文庫)

<要約>お金の現在価値の考え方にはじまり、企業も投資家からすれば投資の対象であり、リスクフリーレート、つまり国債利回り以上のリターンが求められている(ROE)という話、日本企業のROEは海外比で低水準にあること(積極的にリスクをとっている企業が…

45.図解で学ぶ ドラッカー入門(藤屋伸二・日本能率協会マネジメントセンター社)

<要約>巷にはドラッカーを語った本があふれているが、この本は一番わかりやすい反面、一番稚拙。読みにくい本は著者の頭の悪さの鏡だ。頭がいい人(往々にしてコンサルタントであることが多い)が書いた本は伝えたいポイントが明確で、かつスラスラ読める…

44.シャープ崩壊(日本経済新聞社・日本経済出版社)

何か1企業にフォーカスをあてた本を読みたいと探していたところ、たまたま目にしたこの1冊。シャープが鴻海に買収されたのは少し前の出来事にはなるが、歴史を学ぶという意味でも手に取ってみた。 <要約>かの名門企業、シャープがいかに腐敗し、いかに転落…

43.事業計画を実現するKPIマネジメントの実務 PDCAを回す目標必達の技術(大工舎宏・日本能率協会マネジメントセンター社)

<要約>世の中の解説書には、読者にわかりやすく読みやすいように書かれた解説書とただマニュアル的に項目と要素を並べただけの退屈な解説書があるが、本書は後者だ。たしかに、タイトルの通り、KPIマネジメントの実務を行う方は手元に置いておきたい1冊だ…

42.最高の結果を出すKPIマネジメント(中尾隆一郎・フォレスト出版社)

<要約>リクルートの最前線で長年活躍した筆者が、KPIとは何か?から、実務上での設定方法、管理方法までを丁寧に解説した1冊。ある程度分かっている人は序盤退屈かもしれないが、中盤~終盤は価値の高い情報が並んでいる。 KPIはKey Performance Indicator…

41.外資系金融のExcel作成術: 表の見せ方&財務モデルの組み方(慎泰俊・東洋経済新報社)

前回引き続き、Excel本をご紹介。 前回記事↓↓ tacoreading.hatenablog.com <要約>モルガンスタンレーや投資ファンド出身の筆者が、Excelの綺麗な見せ方、モデルの作り方にフォーカスして記した1冊。以前紹介した「外資系投資銀行のExcel仕事術(熊野整・ダ…

40.ビジネスエリートの「これはすごい!」を集めた 外資系投資銀行のエクセル仕事術---数字力が一気に高まる基本スキル(熊野整・ダイヤモンド社)

今や業務でExcelをつかわないというビジネスパーソンは少ないのではないでしょうか。今回と次回の2回にわたって、Excel本をご紹介。 <要約> Excelのすべてがここにつまっています。詳しくは本文抜粋参照。かなり実務的な本ですが、個人的にはこちらの方が…

39.ワークショップデザイン論―創ることで学ぶ(山内 祐平,森 玲奈,安斎 勇樹・慶應義塾大学出版会)

かつて、「14.ワークショップデザインーー知をつむぐ対話の場づくり」にてワークショップに関する書籍をご紹介した。 tacoreading.hatenablog.com 今回は14と同様ワークショップつながりで読んだ書籍をご紹介。 <要約>東京大学大学院情報学環の助教授、特…

38.死ぬこと以外かすり傷(箕輪厚介・マガジンハウス社)

<要約>幻冬舎編集者であり、自身も箕輪編集室というオンラインサロンを主宰するインフルエンサーである筆者が、自身の仕事観について熱く語る。筆者はホリエモンの「他動力」や落合洋一の「日本再興戦略」など巷で話題のビジネス書を生み出しており、これ…

37.脳が冴える15の習慣 記憶・集中・思考力を高める(築山節・生活人新書社)

今年もどんどんいきます。 今回ご紹介するのは、最近ぼーっとすることが多いなと思い購入した本です。しかし内容的には「物忘れがひどい」等症状が深刻な人向けで、少し自分事にとらえにくかったです。しかし、脳科学者の筆者が語る内容はまさに真理としか言…

36.神トーーク 「伝え方しだい」で人生は思い通り(星渉・KADOKAWA社)

みなさま、あけましておめでとうございます。本年も3分リーディングをよろしくおねがいいたします。本年一発目は、昨日ご紹介した「神メンタル」の続編です。 <要約>前回ご紹介した「神メンタル」の続編。 tacoreading.hatenablog.com基本的に思想は同じ内…