3分リーディング

3分間で1冊の本の内容を把握できるように書きます。雑誌についてもたまに。

38.死ぬこと以外かすり傷(箕輪厚介・マガジンハウス社)

 

<要約>
幻冬舎編集者であり、自身も箕輪編集室というオンラインサロンを主宰するインフルエンサーである筆者が、自身の仕事観について熱く語る。
筆者はホリエモンの「他動力」や落合洋一の「日本再興戦略」など巷で話題のビジネス書を生み出しており、これらの筆者とのつながりも深い。
少し宗教チックな部分もあるが、ここ1年でブレイクしたという筆者の成功の秘訣が凝縮されており、客観的にみても真理となることが多く書かれている。(以下抜粋参照)
この手の本の内容をすべてうのみにすることは危険だが、自分にささるエッセンスを抽出して仕事に生かしてみるのが◎

死ぬこと以外かすり傷

死ぬこと以外かすり傷

 

 <本文抜粋&所感>

  • 自分はいった何をすればお金をもらえるのだろうか。市場にさらされて初めて自分の値札を意識した。まずはWebメディアに僕の実績を売り込んで記事を書かせてもらった。1本3万円。編集者養成講座などで話すと2時間5万円。(中略)月収は20倍近く上がった。しかし僕の実力が20倍になったわけではない。僕がしたことは、無謀にも市場に出て行き、自分の腕一つで稼がなければならない状況に自分を追い込んだだけだ。
    →昨今副業が話題になっている。世間の人はみな、何かをしたいと思っているはずだ。しかし、実際に行動に移せている人は、自分も含めほとんどいないだろう。筆者はとにかく行動し、とにかく量をこなすことを説く。たしかに真理だ。かの天才ピカソも誰よりも作品を多く生み出したからこそ天才と言われている。
  • 世界がこれからどこに進むかということに興味を持つということは、世界を自由に生きるために必要なことだ。
    →昨今では世界中の情報が簡単に手に入るようになっている。それを生かすも殺すも自分次第であるとよくわかる。資本主義社会に生きる以上、世間の動向を感じ取り、どこに商機があるのか?を考える姿勢は大切。そのためにまずは情報に触れ、少しでいいから考えるところから始めよう
  • 制約がイノベーションを生む。追い込め。ダラダラと居心地の良いスピードで仕事をしていては、この世にあらざるものは作れない。(中略)絶対に無理、どんな方法を使っても不可能だというくらいの負荷を自分にかける。すると苦境を乗り越えようという防御本能が芽生え、進化する。
    →身に染みる。ゆっくりやってもそこそこの仕事しかできない。自分で追い込み、負荷をかけて集中力をあげる仕事術。
  • 「やります」「行きます」と言うようにするのだ。これだけで行動の量とスピードが飛躍的に上がる。
    →一律にYesマンになるのはどうかと思うが、Noの量を多くして可能性を狭めてしまうのも一考。
  • 「痩せます」と宣言すれば、その瞬間から何キロまで絞るのか、そのためには週何回トレーニングするのか、食事制限はどれくらいするのか、具体的な行動も決まる。
    →これも身に染みる。。小生も最近太り気味なので、早速目標体重とアクションプランを策定して、今日から行動に移したいと思う。