3分リーディング

3分間で1冊の本の内容を把握できるように書きます。雑誌についてもたまに。

雑誌4.日経ビジネス 2020年1月20日号(日経BP社)

 <要約>
今回のメイン特集は、ウェルマートのDXによる逆襲です。
DXとはデジタルトランスフォーメーションの略。IT×既存の資産を生かすことによって、GAFAをはじめとするインターネット企業に勝っていこうという試みです。

ウォルマートAmazonをはじめとするインターネット企業においやられ、もはや時代遅れのビジネスとも揶揄されていました。
しかし、店舗×デジタルを軸に、「オンライン・グローサリー・ピックアップ(OGP)」とよばれる仕組みを構築。これは、インターネット上で商品を注文すると、店員がピックアップしてかごにいれておき、客は取りに行くだけでいいという仕組みです。まさに、負の遺産と思われていた店舗を配送センターに発想転換し、成功した事例でしょう。

今後の小売業にはデジタルの活用が必要不可欠です。
管理会計にシステムを導入するのはもちろん、店舗にカメラを設置しAIで分析する等も必要になってくるだろう。

<本文抜粋&所感>

  • ホテルが供給か増に陥りつつあるという特集
  • 背景にインバウンドの成長鈍化がある。アジア間の旅行が盛んになり、台湾や香港からの旅行先が東南アジアなどにシフトしたうえ、日韓関係の悪化で韓国人客が激減した。
  • 稼働率が90%を超えるとマンションやオフィスに比べ(ホテルは)圧倒的に魅力的な投資対象になる
  • (ホテル業界は)大手とその他の二極化が激しい。郊外の小規模ホテルが減り、都心や県庁所在地の、大型で新しい施設が増えるという中期的な業界の構造が見え始めている。
  • HIS会長兼社長 澤田秀雄氏の特集
  • ニッチを攻めてナンバーワンになれば、知名度が上がります。
  • ハウステンボスの社長に)着任してすぐに全スタッフを集めて、3つのことを話しました。まずは、嘘でもいいから明るく元気に働くこと。次は掃除。発展している会社や工場はオフィスがきれいです。最後に経費削減です。