3分リーディング

3分間で1冊の本の内容を把握できるように書きます。雑誌についてもたまに。

50.頭がいい人、悪い人の話し方(樋口裕一・PHP新書)

タイトルを聞いたことがある人も多いのではないだろうか。2004年と少し古い本だが、日本で22番目に売れた本らしい。 <要約>小論文添削の指導者で知られる筆者が、小論文の添削経験と会話の観察経験から、まねするべき話し方は何かを説く。本書の中で筆者は…

49.お前なんかもう死んでいる ~プロ一発屋に学ぶ50の法則~

前回投稿したお笑いシリーズの一環で、有吉さんの書籍を紹介。 <要約>猿岩石として、ヒッチハイクの旅で大ブレークも、その後大転落し、数年引きこもり同然の生活をつづけた有吉さん。しかし、いわゆる「おしゃクソ事変」をきっかけに毒舌キャラで大ブレー…

48.とんねるずと『めちゃイケ』の終わり 〈ポスト平成〉のテレビバラエティ論(ラリー遠田・イースト新書)

一時期はやっていたお笑いシリーズ。今回もその続きです。前回記事はこちら↓↓↓ tacoreading.hatenablog.com tacoreading.hatenablog.com tacoreading.hatenablog.com<要約> 「めちゃイケ」が終わり、「とんねるずのみなさんのおかげでした」が終わり、小生…

47.非鉄金属業界大研究[新版](一柳 朋紀・産学社)

いわゆる"業界本"に手を出してみました。 <要約>銅・アルミに代表される非鉄金属。鉄鋼新聞社の記者である筆者が、各金属の特徴とマーケット情勢について事細かに記載しています。代表的な非鉄金属である銅・アルミの情報を多めに、ニッケル・亜鉛・チタン…

雑誌4.日経ビジネス 2020年1月20日号(日経BP社)

<要約>今回のメイン特集は、ウェルマートのDXによる逆襲です。DXとはデジタルトランスフォーメーションの略。IT×既存の資産を生かすことによって、GAFAをはじめとするインターネット企業に勝っていこうという試みです。 ウォルマートはAmazonをはじめとす…

46.戦略的コーポレートファイナンス(中野誠・日経文庫)

<要約>お金の現在価値の考え方にはじまり、企業も投資家からすれば投資の対象であり、リスクフリーレート、つまり国債利回り以上のリターンが求められている(ROE)という話、日本企業のROEは海外比で低水準にあること(積極的にリスクをとっている企業が…

45.図解で学ぶ ドラッカー入門(藤屋伸二・日本能率協会マネジメントセンター社)

<要約>巷にはドラッカーを語った本があふれているが、この本は一番わかりやすい反面、一番稚拙。読みにくい本は著者の頭の悪さの鏡だ。頭がいい人(往々にしてコンサルタントであることが多い)が書いた本は伝えたいポイントが明確で、かつスラスラ読める…

44.シャープ崩壊(日本経済新聞社・日本経済出版社)

何か1企業にフォーカスをあてた本を読みたいと探していたところ、たまたま目にしたこの1冊。シャープが鴻海に買収されたのは少し前の出来事にはなるが、歴史を学ぶという意味でも手に取ってみた。 <要約>かの名門企業、シャープがいかに腐敗し、いかに転落…

43.事業計画を実現するKPIマネジメントの実務 PDCAを回す目標必達の技術(大工舎宏・日本能率協会マネジメントセンター社)

<要約>世の中の解説書には、読者にわかりやすく読みやすいように書かれた解説書とただマニュアル的に項目と要素を並べただけの退屈な解説書があるが、本書は後者だ。たしかに、タイトルの通り、KPIマネジメントの実務を行う方は手元に置いておきたい1冊だ…

42.最高の結果を出すKPIマネジメント(中尾隆一郎・フォレスト出版社)

<要約>リクルートの最前線で長年活躍した筆者が、KPIとは何か?から、実務上での設定方法、管理方法までを丁寧に解説した1冊。ある程度分かっている人は序盤退屈かもしれないが、中盤~終盤は価値の高い情報が並んでいる。 KPIはKey Performance Indicator…

41.外資系金融のExcel作成術: 表の見せ方&財務モデルの組み方(慎泰俊・東洋経済新報社)

前回引き続き、Excel本をご紹介。 前回記事↓↓ tacoreading.hatenablog.com <要約>モルガンスタンレーや投資ファンド出身の筆者が、Excelの綺麗な見せ方、モデルの作り方にフォーカスして記した1冊。以前紹介した「外資系投資銀行のExcel仕事術(熊野整・ダ…

40.ビジネスエリートの「これはすごい!」を集めた 外資系投資銀行のエクセル仕事術---数字力が一気に高まる基本スキル(熊野整・ダイヤモンド社)

今や業務でExcelをつかわないというビジネスパーソンは少ないのではないでしょうか。今回と次回の2回にわたって、Excel本をご紹介。 <要約> Excelのすべてがここにつまっています。詳しくは本文抜粋参照。かなり実務的な本ですが、個人的にはこちらの方が…

39.ワークショップデザイン論―創ることで学ぶ(山内 祐平,森 玲奈,安斎 勇樹・慶應義塾大学出版会)

かつて、「14.ワークショップデザインーー知をつむぐ対話の場づくり」にてワークショップに関する書籍をご紹介した。 tacoreading.hatenablog.com 今回は14と同様ワークショップつながりで読んだ書籍をご紹介。 <要約>東京大学大学院情報学環の助教授、特…

38.死ぬこと以外かすり傷(箕輪厚介・マガジンハウス社)

<要約>幻冬舎編集者であり、自身も箕輪編集室というオンラインサロンを主宰するインフルエンサーである筆者が、自身の仕事観について熱く語る。筆者はホリエモンの「他動力」や落合洋一の「日本再興戦略」など巷で話題のビジネス書を生み出しており、これ…

37.脳が冴える15の習慣 記憶・集中・思考力を高める(築山節・生活人新書社)

今年もどんどんいきます。 今回ご紹介するのは、最近ぼーっとすることが多いなと思い購入した本です。しかし内容的には「物忘れがひどい」等症状が深刻な人向けで、少し自分事にとらえにくかったです。しかし、脳科学者の筆者が語る内容はまさに真理としか言…

36.神トーーク 「伝え方しだい」で人生は思い通り(星渉・KADOKAWA社)

みなさま、あけましておめでとうございます。本年も3分リーディングをよろしくおねがいいたします。本年一発目は、昨日ご紹介した「神メンタル」の続編です。 <要約>前回ご紹介した「神メンタル」の続編。 tacoreading.hatenablog.com基本的に思想は同じ内…

35.神メンタル 「心が強い人」の人生は思い通り(星渉・KADOKAWA社)

今年最後、大晦日の夜には最高の一冊をご紹介。 はっきり言って、これはかなりの名著です。内容はものすごく理にかなっている上に、読者に訴えかける力がすごい。これを実行するかしないかは別問題にせよ、最高の毎日を過ごすTipsがちりばめられています。 …

34.天才はあきらめた(山里亮太・朝日文庫)

前回のナイツ・塙氏著「言い訳」につられて読んだ1冊。 <要約>こちらは南海キャンディーズの山ちゃんが2018年に綴った自叙伝形式の作品。強烈な劣等感に下支えされ、圧倒的な努力量をこなしてきた同氏。時に読んでいて「嫌なヤツそう」と思わせるほど陰湿…

33.言い訳 関東芸人はなぜM-1で勝てないのか(塙 宣之・集英社新書)

先日、M1グランプリでミルクボーイが優勝していましたね。小生はお笑い好きで、去年の霜降り明星もずっと追いかけていて、ラジオやYouTubeもチェックしていました。今回のミルクボーイもとある記事で見かけて依頼YouTubeでチェックしており、優勝嬉しい限り…

32.教養としての平成お笑い史(ラリー遠田・ディスカヴァートゥエンティワン社)

<要約>お笑い評論家のラリー遠田氏が、平成に起こったお笑いの出来事を掘り下げ・紹介していく1冊。小生は20代だが、20-30代の読者には記憶に新しい内容も多いのではないだろうか。ちなみに、本書はがっつり読み込んだわけではなく、移動時間の暇つぶしにK…

31.乗馬 上達バイブル 正しい技術でレベルアップ (コツがわかる本!)(乗馬クラブクレイン・メイツ出版社)

ちょっと最近競馬を見る機会が増えてきて、乗る方(乗馬)にも興味が湧いてきたのでのぞいてみたのがこちら。 <要約>国内大手乗馬クラブクレインが、乗馬のいろはについてまとめた1冊。テクニカルな内容が多めとなっているため、私のような門外漢が読むよ…

雑誌3.日経ビジネス 2019年12月23・30日合併号(日経BP社)

タイトルはずばり「2020年大転換」。東京オリンピックを控え、日本はやや好景気気味ですが、オリンピック後に不況が訪れるかもしれないというのはよく言われている話です。 今回は雑誌のご紹介ということで、2020年大転換特集含め、雑誌内の記載で気になった…

30.ただいま授業中 IFRSがよくわかる講座(有限責任監査法人トーマツ IFRSアドバイザリーグループ・かんき出版社)

今日は会計関連でもう1冊ご紹介。 <要約>IFRSって何?というレベルの人から、IFRSのいろは~これまでの会計基準との差まで包括的に解説した1冊。IFRSに移行することで、海外投資家からのファイナンスが容易になる、つまり、資本調達コストが安くなるという…

29.30分で作る! キャッシュフロー&資金繰り表[エクセルフォーム付き(杉田 利雄・C&R研究所社)

最近会計面に興味があります。キャッシュフロー関連の本を読んでみたくなったので、こちらをご紹介。 <要約>主に中小企業の経営者、財務経理担当者向けに書かれた1冊。タイトルにある通り、本書に資金繰りを簡単に作ることができるマクロや関数が組み込ま…

28.山崎元の“やってはいけない"資産運用 もう銀行・証券会社にだまされない! (山崎元・宝島社(TJMOOK))

今回は前回の続き。 <要約>あっちゃんの「お金の授業」では、2冊の本を紹介していました。1冊は前回のブログで取り上げた『シンプルで正しいお金の増やし方』、 tacoreading.hatenablog.com そしてもう1冊が今回ご紹介する『山崎元の"やってはいけない"資…

27.マンガでわかる シンプルで正しいお金の増やし方(山崎元(著),飛永宏之(作画)・講談社)

年の瀬も迫る中、皆様いかがお過ごしでしょうか。 本日は、誰もが気になる"お金"について解説している本をご紹介。はっきり言います。小生が本書を手に取った気っかけ、それはあっちゃんことオリエンタルラジオの中田敦彦さんのYouTube動画を見たことでした.…

26.深夜特急6-トルコ・南ヨーロッパ・ロンドン-(沢木耕太郎・新潮文庫)

深夜特急遂に完結編。当シリーズ、長引きましたが遂に完結です。 <要約>イタリアからフランス(ニース)、スペイン、ポルトガルと渡ったのち、一度パリを経由・滞在してついにドーヴァー海峡を越えロンドンへ入る...という旅の終盤を描いた本作。感じたの…

25.深夜特急5-トルコ・ギリシャ・地中海-(沢木耕太郎・新潮文庫)

旅もついに終盤、トルコ~ギリシャへと続きます。 <要約>トルコでの出会い、イスタンブールの街並み、ギリシャの街での出来事、、5作目はどこかノスタルジックな雰囲気漂う作品となっています。旅も終盤に差し掛かり、目的地のロンドンが近づいてきている…

24.深夜特急4-シルクロード-(沢木耕太郎・新潮文庫)

深夜特急シリーズもついに折り返しです <要約>3巻でおおむねインド横断を完了した氏は、デリーからバスでパキスタン→イランとさらに西を目指します。ぶっちゃけ、4巻はあまり面白くないです。話の内容的にも1巻の香港編や3巻のインド編よりエキサイティン…

23.深夜特急3-インド・ネパール-(沢木耕太郎・新潮文庫)

「3分間リーディング?ああ、あのtacoとかいうよくわからん野郎が運営している、ただただ本の感想を書き綴ってるだけのブログね。2カ月更新が止まってたけど昨日久しぶりに投稿したって?知らねぇよそんなこと。どうせ1日だけ更新しておわりだろ。」と思って…