40.ビジネスエリートの「これはすごい!」を集めた 外資系投資銀行のエクセル仕事術---数字力が一気に高まる基本スキル(熊野整・ダイヤモンド社)
今や業務でExcelをつかわないというビジネスパーソンは少ないのではないでしょうか。今回と次回の2回にわたって、Excel本をご紹介。
<要約>
Excelのすべてがここにつまっています。詳しくは本文抜粋参照。
かなり実務的な本ですが、個人的にはこちらの方が次回紹介する「外資系金融のExcel作成術」より基礎的な内容が書かれています。
以前紹介したExcel本とあわせてご紹介しておきます。
ビジネスエリートの「これはすごい!」を集めた 外資系投資銀行のエクセル仕事術???数字力が一気に高まる基本スキル
- 作者: 熊野整
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2015/02/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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<本文抜粋&所感>
- 相手に少しでも良い印象を持ってもらうためには、資料の内容は言うに及ばず、見た目まで完璧を期すというのが投資銀行のカルチャーです
→コンサルより投資銀行の方がこだわりが高めな模様。個人的には結構こだわりたい派 - 入社2年目くらいまでは、作成した資料を上司に見せても、フォーマットが一発でOKになることはまずありません。3年目でようやくフォーマットが一人前。4年目になると、1年目、2年目の社員を鍛える側になります
- 正しいフォーマットでは、行の高さを「18」にします
→これは徹底できていませんでした。これからは気を付けていきまっしょい! - 数字が入っている列のタイトル文字に限っては、数字に合わせて右にそろえます(N/Aも同様に右揃え)
- 数字の変化をチェックするときは、線にして見るというクセを身につけてください。かなりチェック能力が上がります
→グラフにしてみてみること。このひと手間が身を救う - 焦って作ったエクセルほどミスが多くなる、というのは間違いのない事実です。時間にゆとりを持って計算をしていかなければ、絶対にミスが起きます
→上司も部下がエクセルを触っている時は焦らせてはだめだ。本文中にも記載があったが、部下側も意識的にまとまって集中できる時間を確保し、モデルに向き合うこと - 2人がチェックするときの大事なポイントは、エクセルのファイルを自分たちが直接いじるのではなく、エクセルの計算担当者に修正すべきポイントを全部フィードバックし、直させること
- 計算ミスが起きるのはエクセルのスキル不足もありますが、計算に取り組む意識の問題であることも多い(中略)エクセルを使って収益計画や企業分析を行うときには、「過去との比較」「類似企業との比較」の質問をするのが効果的
→機械の様に数字を作るだけでは、AIにとってかわられます。数字の意味を考えることが一番価値を出せるところ。曲がりなりにも、常日頃考えるべき - エクセルはあくまでビジネスに必要な計算のツールにすぎません。エクセルは計算したら終わりではなく、最終的な計算結果を自分の言葉でしっかり説明できるようになって、初めてエクセルの計算ができたことになる
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