7.たった1日で即戦力になるExcelの教科書(吉田拳・技術評論社)
PowerPointの次は、Excelに関する本のご紹介です。
<要約>
実務に即したExcelのTipsを集めた1冊。
おそらく著者も過去にExcelで苦労されたのだろうという経歴の持ち主で、彼の経験に基づいた「生きた」Excelの技法が詰まっている。
本書は特に使える厳選されたTips集が詰まっており、本当に即戦力として使える技法ばかりだ。
小生もExcelには勝手な自身があったが、知らない知識が多々あった。(純粋に井の中の蛙なだけか。。)
ある程度Excelを知っているという方にも、確認を込めて一度は読んでほしい。
Excel知識は暗記せずとも、知ってるか否かで生産性が大きく異なってくると思うので、知識の整備は必要不可欠だろう。
<本文抜粋&所感>
- Ctrl+Enter→複数セルへ一括入力
Shift+F11→シートを追加する
→モデル作成時等、シートを出し入れする必要があるとき役立ちそう
ちなみに、シートの削除はAlt→H→D→Sと覚えている - 数字を勝手に日付に変更しないようにするには、先頭にシングルクォーテーション(')を付けて入力する
- SUM関数のかけ算版はPRODUCT関数
- カッコ内に指定した文字列を結合する関数として、CONCANTENATE関数がある。各セルを&記号でつないだのと同じ結果ですが、つなげたいセルがたくさんある場合はこのほうが入力がラク
→これまで&を多用していたが、CONCANTENATEは使えそう - B列全体を選択するときはB:Bでおk
- 「*」という記号はどんな文字だろうと何文字だろうと、これ1文字で代用できるというもの
- 行方向に並ぶ連番は、COLUMN関数でも作ることができます。このCOLUMN関数の性質を応用し、VLOOKUP関数の第三引数に組み込むことで、作業を瞬殺することができるのです。
- 検索した列より左側を参照するにはMATCH関数とOFFSET関数の組み合わせ
- 今日の日付を入力するには、Ctrl+;
現在時刻を入力するには、Ctrl+: - シリアル値とは、日付を「1900年1月1日を1日目として、そこから何日目にあたるか」という数値で表したもの。一方、時刻の場合は、午前0時0分0秒を0として、そこから1秒増えるごとに「86400分の1」という数字を足します
- 期日までの日数を、土日祝を除いた営業日数で出したい場合は、NETWORKDAYS関数を使います。(中略)前準備として、Excelは日本の祝祭日など知りませんから、祝祭日一覧表を別途用意しておく必要があります
- 日付から曜日を出すにはTEXT関数を用いる
=TEXT(A2,"aaa")
・"aaa"→日
・"aaaa"→日曜日
・"ddd"→Sun
・"dddd"→Sunday - =LEFT(A1,3)→A1セルの左から3文字が取り出される
=MID(A1,5,2)→A1セルの5文字目から2文字だけ抽出する - LENとはLength(長さ)の意味。以下の式は、A1セルに入力されている文字数を取得します。
=LEN(A1) - FIND関数は指定した文字がセルの中で何番目に出てくるかという数字を出す関数
- 全角文字を半角に変換するには、ASC関数を使います
- 特定の文字を削除したい場合は、SUBTITUTE関数を使います。
- CHAR関数にアルファベットAの文字コード65を入力すると、アルファベットの連番を作ることができる
- セル内の改行をなくす方法
①CLEAN関数を使う、②Ctrl+H→Ctrl+J - =↑で上のセルを選択
- ピポットテーブルはなるべく使わず、関数で集計するフォーマットを作成するのが最良の方法