24.深夜特急4-シルクロード-(沢木耕太郎・新潮文庫)
深夜特急シリーズもついに折り返しです
<要約>
3巻でおおむねインド横断を完了した氏は、デリーからバスでパキスタン→イランとさらに西を目指します。
ぶっちゃけ、4巻はあまり面白くないです。話の内容的にも1巻の香港編や3巻のインド編よりエキサイティングではありません。いつになったらヨーロッパを抜けてロンドンにつくのか、という思いを馳せながらひたすら読みぬける感じです。
ただ、ヒッピーバスでイラクを横断するシーンは中々興味深いです。バスの中でフランス人の男女がセッ●●をおっぱじめるシーンはさすがに吹き出しました。
( ↑ 適当の極み)
<本文抜粋>
さすがに要約がひどすぎたので、印象に残ったフレーズをピックアップ
- もっとも、私が公衆電話のボックスを見つけてショックを受けたのは、単にそこに強く都会を感じたからとうだけでなく、ガラスの中で笑いながら話している若者を見た瞬間、そうだ、自分にはあのように話せる相手がこの街にはひとりもいないのだ、という思いに胸を締めつけられたためかもしれなかった
- 旅という名のトンネルの向こうにあるものと、果たしてうまく折り合うことができるかどうか、自信がなかった